パーカライジング処理 ( parkerizing )

パーカライジング処理とは、リン酸塩皮膜処理も呼ばれリン酸および可溶性リン酸塩を主体とする水溶液で金属を処理し、 その表面に不溶性リン酸塩皮膜をつくる化成処理法をいう。 主に鋼板の表面に亜鉛と鉄の複合リン酸塩を主体とする皮膜を形成させるもので、平均の厚みは0.1~3μm程度である。
鋼のパーカライジングの目的は耐食性の向上と加工時の潤滑性の付与にある。防食目的のためには塗装の下地処理として薄い皮膜をつける場合と,厚い皮膜をつけたうえで防錆油(ぼうせいゆ)を含浸させて使用する場合とがある。