電気亜鉛メッキとは、メッキ液中に存在する亜鉛イオンを金属原子に還元する事で金属表面に付着させる事を言う。
亜鉛は鉄と組み合わせて腐食環境におくと亜鉛が優先的に腐食し鉄を錆から守る働きがあるが、そのままでは酸化されやすい為、その上にクロメート皮膜付着させる。
膜厚は薄く5~8μmであり電気メッキである為、亜鉛の付着量を薄く、正確にコントロールできる特徴がある。
実用化されたのは1930年代以降で、現在では、自動車、電気、電子、建築その他産業界でごく一般的な鉄の防錆・装飾用表面処理として用いられている。
価格は、安価でキロ200円前後である。
■ 参考JIS規格